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2020年2月7日 第34回 愛知県建築物環境衛生管理研究集会において研究発表をいたしました

令和2年2月6日(木)に開催された第34回 愛知県建築物環境衛生管理研究集会において、「石綿除去における暑さ対策」をテーマに、当社技術部メンバーが研究発表をいたしました。

発表概要

石綿除去施工を行うなかで一番大きな問題となるのは夏場の暑さである。作業員は飛散防止のために密閉された空間で作業を行い、防護対策によりその体感温度は外気温をはるかに上回る。不十分な対策では作業員の安全が脅かされるため、休憩時間を増やして作業時間を短くする、作業員の数を増やす、などといった対策を講じてきた。しかし工期の延長、人件費の増大など、ビルオーナーやテナント、ビル管理会社にとって不利益が生ずるといった影響を及ぼすため、新たな暑さ対策を検討し、別用途で開発された「個人用冷却器」を導入し検証を行うこととした。これにより体感温度は飛躍的に下がり、過酷な環境下でも安全に作業を終えることができた。実働時間の向上、工期通りでの施工完了、また休憩を必要以上に多く取らないことで防護服の交換回数が減り、特別管理産業廃棄物の排出量削減にも繋がった。使用場所によってはコンプレッサーによる騒音や設置場所が限られる問題もあるため、様々な現場に対応すべく今後も改良を続けてゆく。


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